暑さを感じる季節になりました。いつも大変お世話になり有難うございます。

去る5月26日(金)NPO法人やすらぎの理事会が開かれ、2016年度の決算が認定されました。開設以来最大の収益減となっています。自立支援総合事業の導入なども利用者減に繋がっていると思われます。今年度は理事長はじめとする理事の大幅報酬削減を執行し危機を逃れました。

今後の方向性
やすらぎ開設以来の厳しい状況になりましたが、ここは踏ん張りどころと捉え、働く仲間の人件費削減にならないように経営努力して参ります。
引き続きよろしくお願いいたします。

(理事長 和賀井 哲代)

あじさい

ケアマネージャーの独り言
ケアマネージャーはアンテナが大切。利用者本位というけれど、時折、家族の意向がサービスに反映されている事になってはいないか?自問自答することを忘れてはならない。

介護を受ける本人を思うばかり、あれもこれもと介護サービスのメニューを提示し、さて、実行段階で止まってしまう。前に進まない。

本人や家族の収入、家族間の感情の積み重ねを察知する敏感な能力も蓄積しなければならない。

ケアマネ個人のスキルを上げるための研修は勿論、より広い社会性の構築はどうすれば可能なのかを模索していかなくてはならない。

大切なことは、異業種間の人達との交流が必要です。『介護』漬けになってしまうと、冷静な判断が出来ない事に繋がります。仲間を信じ、悩みを共有して困難な事例に当たっていきます。

ヘルパー奮闘記
介護ヘルパーはなんでも屋なのか?
今回は、介護保険給付外の自費ヘルプサービスに触れます。
(1)介護保険でなく、自費になる旨を説明する。
(2)介護サービスに上乗せする場合は、基本は介護サービスの最小の延長とすること。
(3)介護保険で不可能がことが全て可能と判断しない。
(4)家事援助の範疇からはみ出さない事が肝要。
(5)個人の判断で請け負うことなく、必ず事業所に確認する。

担当するご利用者との関係に慣れてしまうと、《自分が一番理解している》と思いがち。

いつのまにか『自分本位』の関係で仕事をしてしまいがち、【つかず離れず】の距離感と、踏み込み過ぎない立ち位置の確保が重要です。

これで良いのだと自分に言い聞かせて
在宅の方を訪問する時、一人になったとき不安になる事があります。

利用者の今日の具合はどうか、機嫌が悪く暴言を吐くことはないか、家族からの困難な要望に応えられるのか、など

訪問の度に不快な思いに慣れているはず。が、それが突然受け入れられない自分が存在してしまう。そんな事も結構あります。

介護を担う人は、自分に優しくなることが肝要です。無理せず確かに声をかけてください。少しは楽になります。